ムメイの新聞文章置き場

ツイッターで書いた新聞風記事の転載です。ツイッターhttps://twitter.com/NA01pPBGXwTmELY

Vtuber新聞文章貼り付け・卯月コウ特集編

にじさんじSEEDs『御曹司』
卯月コウ

 

理性のブレーキを踏まない問題児

 

 おそらくこの少年は、Vtuber界一のバカか、もしくはVtuber界一の天才だろう。「バカと天才は紙一重」とはよく言われているが、卯月コウという少年を見ればその言葉の正しさがわかるに違いない。
 卯月コウはにじさんじSEEDsのメンバーとして、六月上旬にデビューした。が。実を言うと、筆者は彼の最初の配信をほぼ見ていない。当時、筆者のリアルはクソみたいな仕事に圧迫されて大忙しだったため、限られたリソースは新しいにじさんじ部隊に使わず、既存のVtuberを追うことに使用していた。
  そのため、彼を始めとしたSEEDsメンバーについてはあまり知らなかった。事前情報として持っていたのは、シスターと緑の中華風の少年(少女?)が人気だ、という程度のものだった。
 じゃあどこで筆者が卯月コウのことを知ったかというと、ニコニコ動画に投稿された切り抜き動画である。にじさんじメンバーはほとんどが生配信、それも一時間以上のものとなるため、ファンが面白い部分を抜粋し、ニコニコにあげることが多い。
 その動画のうちの一つが、たまたま筆者の目に入った。タイトルは「ズボンを脱いでシスターのエロ画像を見ていたのを妹にみつかった御曹司」である。
 もうタイトルからして意味不明であり、筆者は好奇心に負けて思わずクリックしてしまった。おそらくこれがワンクリック詐欺の類だったならば、筆者は今頃、消費者生活センターのお世話になっていたところだろう。
 ともあれ動画を見ると、まあラノベやら漫画やらにありがちな「事情があっての状況なのに外部から変態扱いされてしまう」という至極ありがちな展開だった。「普通の人間はズボン脱いだ状態で妹にエッチな画像見てる所を見られたりしない」というツッコミがあるかもしれないが、彼らはバーチャルな存在。現実の我々の考えを当てはめるのは愚かなことだろう。バーチャルでも普通は無いことだが。
 そしてそんな状況に遭遇した彼は、こう逆切れしたのだと語った。
「俺はにじさんじだぞ!」「エンタメ経済圏加速させてんだぞ!」
 これを聞いた瞬間、筆者はこの少年を天才だと確信した。にじさんじだぞ、という意味不明の所属権力アピールまでは思いつくが、まさか社訓を語るとは思いもしなかった。
 作り話だと言う方も居るかもしれないが、問題はそこではない。「社訓で反論する」という発想が出来ること。そのものが凄いことなのだ。
 筆者は趣味で少し物書きをしている。ラノベタイプなため、当然、この御曹司が遭遇したようなものと似たタイプのシチュエーションはいくつも書いてきたが、社訓で反論するというのは、全く持って思いつかなかった。
 これがきっかけで彼に興味を惹かれ、彼の情報やアーカイブを見ることにした。
 そしてゲーム実況中に飯を食べ始める彼を見て、筆者はこの少年バカなんじゃないのかと思い直した。
 ちなみにそれが確信へと変わったのは【納豆の日】と題してクソ汚い画像と咀嚼音を混ぜ込んだヤバい配信を見た時である。イヤホンを千切りたくなったのは、あの時が初めてだった。
 改めて卯月コウを称すると、見た目は王道の金髪少年。しかし中身はいかれきっており、発言や行動がヤバい方向に振り切れていることが多い。あとエモにこだわりがある。
 具体的に言うと非合法なお草のことをべらべら語ったり、同僚の企画を即座に丸パクリさせてもらったり、頼んでもいないエロゲー脚本を語ったり、タイトルがとにかくインパクトだけを求めた詐欺広告サイトじみたものだったり、積極的に配信に来た先輩・後輩を煽ったり、かと思えば身内を主軸とした全Vtuberを煽るようなことを言って感想が「綺麗にまとまったな!」だったり、どこぞのヤバいメイドとカップルになってツイッターで調子に乗って同僚に謝罪したり、あげくの果てには謹慎をくらう。ちなみにこれらはあくまで一例であり、全部は書ききれない。なおかつ、筆者がまだ見ていないアーカイブのこと考えると、さらなる問題発言とイカれた行動が積みあがっているだろう。
 そしてそんな彼だからこそ、他のVtuberにはない、独自の人気を持っているのだ。こう言うと、小心者の彼は萎縮するかもしれないが、筆者は彼に月ノ美兎や剣持刀也に近いものを感じている。
 Vtuberや他の配信、自らの配信を深く研究し、ゲーム実況などよりも自分の考えを語ったり、視聴者とプロレスしたり、コラボにおいては芸人的立ち位置として場を沸かせたり、話題を流動させていく立場。
エンタメを意識した、トークに力のある存在だ。
 もちろん、前述の二人よりもかなり荒削りで、尚且つ、その二人が回避した地雷であろう「こうしない方がいい」「これはやめておこう」と思ったことをド直球で踏み抜き、実行していくブレーキの無さがある。他の誰もが「これは滑るからやめよう」「これは怒られるからやめよう」と思ったことに、彼は平然とチャレンジしていくのだ。
 それが単純に考え無しでとりあえずやってみようということでやっているのか、実は裏では考えていて、あえてそういった危ない道を突っ走っているのか、筆者にはわからない。筆者はバカと呼ばれる天才でなければ、天才と呼ばれるバカでもないからだ。筆者は凡人だ。彼の考えはよくわからない。そして、よくわからない存在を観察することほど、この世で面白いことはない。
 SEEDsの24時間企画においても、そのブレーキの無さと芸人魂を遺憾なく発揮し、多くの視聴者に印象付けた。最近では企画や話題も益々洗練されており、今後さらなる成長と、ファンの増加は間違いないと見ていいだろう。
 しかし筆者としてはブレーキの無さと若さゆえの無謀さが大変心配であり、おなえどし組を始めとした同僚の方々にはぜひとも卯月コウの監視をお願いしたいものだ。まあ単純に筆者が雑談コラボが見たいという本音もあるが。
 何はともあれ、今後の彼の活動、活躍に筆者は全力で期待している。しいて文句を言うとするならば、妹にすぐ見られるような環境はどうにかしないと、いずれ兄としての威厳が本当に消え去るぞと警告しておきたい。
 あと『いっぞ』のLINEスタンプを早く出して。

 

にじさんじSEEDsとは?

 にじさんじの新たなグループ、一期生・二期生とは違ったにじさんじ公式ライバー達である。ぶっちゃけ、元々のにじさんじメンバーと比べるとかなり個性的な外見、特徴を持った人が多く、問題児も卯月コウだけではない。個性の強さだけならVtuberでもおそらく随一の強さを持った集団。皆さんもぜひご覧になってほしい。まあ元々女神やらヴァンパイアが居る集団なので、今更かもしれないが。

 

twitter.com

www.youtube.com