ムメイの新聞文章置き場

ツイッターで書いた新聞風記事の転載です。ツイッターhttps://twitter.com/NA01pPBGXwTmELY

Vtuber新聞文章貼り付け・Vカツについて

Vtuber支援サービス
「Vカツ」について!

 

想像以上の自由度と期待感

 

 筆者は美術センスが無い。具体的に言うと、小学生の頃書いた風景画を先生に見せた際「上手いけど嘘の風景を書いちゃダメだよ」と幻想世界の風景を書いたと勘違いされるレベルだ。
 そんな異世界レベルの筆者であっても、お手軽にかわいい3 Dモデルを作成できるものがある。それがVtuber支援サービス、「Vカツ」。
 Vカツとは、VRコンテンツ開発事業を中心とした企業『 IVR 』によって開発されている「Vチューバー支援サービス」である。目的として「 Vチューバー民主化」「一億総 Vチューバー化」を掲げており、コストの高さ、モデリングの難しさといった障害をなくし、そういった理由によって断念していた人々を支援したいとしている。その目的通り、無料で使用可能であり、その機能は正式サービス前の現在でさえ、無料とは思えないレベルだ。
 この新聞と共に一枚の画像がアップロードされていると思う。それは筆者が最初にVカツに触り、103分で作り上げたモデルである。「103分もかかるのか……」と思った方もいると思うが、その認識は少し間違っている。もしこのレベルのモデルを他のモデリングソフト、一から作るとなるとたかが一時間半どころでは済まない。人にもよるが数週間はかかる。そして間違いなくコストは数十万円単位だ。それぐらい、モデリングというのは難しく、時間がかかり、ゆえに依頼料も跳ね上がる。
 そんなモデリングが、こんなにもあっさりと、しかも美術センスゼロの自分にできるという時点で、このソフトのレベルが尋常ではないというのがわかる。しかもこれは最初、まだ操作がよくわかっていない手探り状態での作成だったため、さらに作成を重ねればもっと素晴らしいモデルを作成できるはずだ。特に筆者は細かいアクセサリーやペイントを使っていないため、それらを駆使すれば、多くのVtuberやアニメキャラの再現も可能になるだろう。実際、ツイッターなどで検索すると筆者の何十倍も優れたデザインのモデルや、自分の姿を再現したVtuberのモデルも確認できる。そしてその作成は各種数値やアクセサリーを操作、設定するだけなため、専門的な知識がなくとも作成が可能であるというのが素晴らしい。筆者が作成時、胸の数値を弄ったら無駄に胸がぷるるんと震えて「ああ、このサービス開発には変態が混じってるな」と感じるほどの完成度であり、各種項目が細かく、丁寧に設定されている。
 もちろん、完璧なソフトだというわけではない。まだまだ細かい改善点や、期待されている追加要素も多く、バグもいくつか見つかっている。この点に関しては公式も今後のアップデートで対応していく予定としており、特に汎用3Dアバターフォーマットの「VRM」への対応は多くのVtuberが期待していることだろう。もしこれが可能になれば、数多くのVRコンテンツでの使用が可能となり、さらに活躍の場が広がることになる。今後、商用・法人・企業向けのサービス・ライセンス、オリジナルパーツの作成なども考えているらしく、さらなる発展が期待されている。

 現在、3Dモデル作成のサービス・ソフトというのは、需要が高くなっている。それは何もVtuberになりたい人が多いから、という理由だけでなく、「自分の3Dモデルを持ちたい」人が増えているからだ。今の世の中、自分の顔写真よりツイッターのアイコンの方が見ることが多いという方も少なくないだろう。近い将来、自分のアイコンを使う感覚で3Dモデルを使う時代が来るかもしれない。もっと時代が進めば、3Dで触れ合うのが当たり前の社会になるかもしれない。そう考えると、一般の人でもオリジナルのモデルを持っておくというのは悪くない選択だ。
 ゆえに、3Dモデリングの需要は高いが、このVカツで全てが賄えるかというと、そうではない。
 Vカツは現状、女性型しか作成ができず、作成方法状、どうしても作成範囲に限界があり、またVカツらしさが出てしまう。一から作った場合は、手間の代わりにそういった制限がなく、好きなように作れるというメリットがある。他の3Dモデル作成、支援ソフトも同様で、完璧な、「これさえあれば他のソフトなんてもういらない!」などと言えるものはない。

 しかしそれが当然であり、それでいいと筆者は思っている。多種多様性こそがバーチャルな世界の利点であり、手段が多様であればあるほど、そこには競争と個性というものが生まれていく。そういった正常な競い合いがあってこそ、文化や技術というのは真っすぐ、早く伸びていくものだ。
 現状、Vtuber界、VR技術の世界にはまだまだ足りないものが多い。その中でも、個人のモデルの作成難易度の高さというものは、大きな課題の一つだ。いくらVR系のサービス・システムが洗練されたとしても、個人がオリジナルモデルを持てなければ、無味無臭な味気ない世界が展開されてしまう。そんな夢のないバーチャル世界にはなってほしくない、と筆者は思っている。
 なので、Vカツにはオリジナルモデルの問題を解決するための先遣隊として、ぜひ頑張ってもらいたい。これが成功すれば、他の開発ソフトにも大きく影響を与え、ますます業界が活性化することだろう。そういった意味でも、筆者はこのvカツというサービスに期待している。
 Vカツの正式サービス開始は八月一日。steamにて無料で配信予定だ。
 Vカツ公式がユーザー達のプレイ動画をまとめたPVを作成するそうなので、それも楽しみにしたい。正式サービスまでにどれだけのモデルが作成され、動画が投稿されるのか。非常に楽しみである。
 そして正式サービス以後、Vカツがどのように発展し、Vtuber界、ひいては個人3Dモデリング界隈において、どのような立ち位置、技術を得ていくのか。今後も注目と期待を、Vカツに向けていこうと思う。
 

 

IVRとは?
 IVRとは、あの一部で有名な「VRカノジョ」の全年齢版であるソフト SUMMER VACATION を開発している会社だ。筆者は VRカノジョというものをよく知らなかったため、調べたところ、感想としては「いつか世界が滅びるとしたらこういった力によるものなのかもしれないなあ……」といった感じである。
 VR技術、特に触れ合い系、二次元的なリアルに注力しており、日本の VR業界においては、注目の一社だろう。今後、VR機器がもっと一般的になれば、この会社のお世話になる方も相当数増えることだろう。筆者の友人が  VRの世界から帰ってこれなくなりそうなので、少し手加減してほしいものである。

 

 

 

 

世界初の Vtuber支援サービス 「Vカツ」

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