ムメイの新聞文章置き場

ツイッターで書いた新聞風記事の転載です。ツイッターhttps://twitter.com/NA01pPBGXwTmELY

Vtuber新聞文章貼り付け・upd8始動編

upd8、始動!

その詳細と、所属メンバー

 

個性的で独創的な人選

 

キズナアイが所属する組織

 筆者は最初、upd8という謎の羅列を、「うぷではち」という呼び方をしていた。筆者はバカだが、この単語の読みづらさも相当なものだと思う。

 正確には、アップデートと読み、Activ8株式会社が新たに発足したプロジェクトであり、ブームを文化にし、バーチャルな存在の活動を向上、つまりはアップデートしていくのを目的としたものらしい。このアップデートと、アクティベートの会社名をかけた名称となっているのだろう。それなら普通にアップデートでいいんじゃと思うが、こういうのはロマンが大事なのである。ただのアップデートでは味気ないだろう。一部、所属タレント自身が読めなさそうなのが不安ではあるが。

「ジゲンを越えてジブンをムゲンに」という、これまた筆者が大好きな言葉遊びの入ったテーマを掲げているが、やることは普通の芸能事務所、それこそエンタムなどと同じ、所属タレントの補助や支援、仕事の斡旋・処理、外部との交渉などが主な業務となる。

 しかし、他のVtuber関係の組織、事務所と違いがあるとすれば、このupd8が、バーチャルタレントという名称を中心に使っていることだろう。

 これはどういうことか。この新聞の名称にもなっているVtuberでは、あくまでテレビ・ネットの住人であることが強調され、リアルとは少し離れた存在になってしまう。バーチャルYouTuberとなれば、Youtube限定の存在となり、さらにリアルと離れた存在になるだろう。

 しかし、upd8はバーチャルタレントという名称を使うことで、あらゆる分野での進出を考えていると思われる。何せ、既に説明欄に「リアルなタレントとの」という言葉があるのだ。もちろん参加者次第なのだろうが、本人が望めば、YouTubeどころか、ネットをも越えた世界に踏み込むつもりだろう。映像関係はもちろん、芸術、技術、スポーツなど。それこそ普通の芸能人のように、ゴールデンの番組に登場することも、考えているかもしれない。

 そんな未来などあり得ないし、普通の一般人に受け入れられるわけがない。そう考えている方もいるだろう。しかし、思い返してほしい。昨年の年末からのVtuberブーム。仮想世界の存在による、動画コンテンツなどというものが流行ると、誰が想像していたか。世の中何が起こるか分からないのだから、来年辺りにVtuberが普通にテレビに出て、芸能人とコントしていても、筆者は驚かない。

 何より、Activ8、アクティベートは、キズナアイの運営会社である。それはつまり、Vtuberという文化において、一歩を踏み出し、今を作り出した会社の1つなのだ。この事実がある以上、この会社の描く未来が絵空事だと誰にも否定できないだろう。

 前置きが長くなったが、今のところ、upd8も普通の事務所と変わらない。基本的に会社として縛ることはせず、サポート徹するようだ。

 そして、筆者が面白いと思ったのは、現時点の所属タレント、最初の人選だ。ホロライブや.Liveは、選考を行い、選別した人材を所属させる(一部例外あり)。エンタムは登録者数の多い、既に活動している中堅勢を所属させる(現在新たなVtuberを選考中?)。

 upd8はどうしたかと言うと、おそらく一芸特化型の人材を選出し、スカウト。さらに新人もサプライズ登場させた。

 アクティベートが公式にキズナアイの運営に関わっていることを発表したのはこれが初めてであり、ゆえに、このプロジェクトは水面下で行われていたとされる。

 その状態でいきなりキズナアイを除く七組ものタレントを所属させたのだから、中々の勝負師と言えるだろう。しかも、言い方は悪いが、今回所属したタレントの登録者数は、そこまで多い方ではない。少なくとも、もっと登録者数の多い個人勢ならば、他にも存在する。なのになぜ、upd8は彼女達を選んだのか。

 先にも書いた通り、おそらく一芸特化型、他のVtuberが中々持ちえない魅力や技術を持った人材を選んだのだろう。登録者数は無視し、そのVtuberがどのような作品を作り上げているか。どのような活動を行っているか。どのような特技、能力を持ち合わせているか。そういったものを調査し、選別したのだろう。

 中々見られず、評価されにくい人には、大きく宣伝し、もっとスムーズな活動を。

 何かしら外に向けての力を持つ人には、新しい繋がりと、能力を利用した、広い活動の場を。それぞれ提供し、伸ばしていく。

 だからこその、登録者数を無視した、能力重視の選択だろう。能力といっても様々だが、現時点では、個性的な創作力、外部と繋がるための行動力・言語力などが重視されているように見える。

 次はそんなupd8の所属タレントの詳細を書いて行こう。といっても、筆者も初めて知ったタレント、それどころか完全な新人がいることもあり、不足情報も多い。本当の詳細は、今後の活動によって明らかになるだろう。

 

 

バーチャルタレント

 よくupd8が使うバーチャルタレント。意図は明白だ。これならばVtuber、バーチャルクリエイター、バーチャル漫画家、バーチャル芸能人、という風に、あらゆるバーチャルな存在を一括りにし、包括することが出来る。これはVtuberの否定ではなく、Vtuberという概念にしばられないためだろう。たとえば、バーチャルな漫画家としてテレビで自己紹介するとき、Vtuberと名乗ると、なんだかちぐはぐなイメージを受ける。タレント、という概念でまとめてしまえば、バーチャル漫画家、バーチャルタレントとして活動中、という風に、特に違和感なく語ることが出来る。一つ、問題があるとすれば。もしこの呼び方が一般的になったら、この新聞のタイトルをどうしたらいいのか。それが問題だ。

 

 

クリエイター、漫画家、コンビ配信者

歌手、海外、そしてVtuberの代名詞

 

 モスコミュール

 比較的、Vtuberブーム初期の配信者であり、スチームパンクな世界観での映像作品を中心に投稿している。Vtuberの中でも一際強い世界観と、その世界を確かなのものにする創作力を持ち合わせている。

 見た目おじさまで、現状では、upd8の逆紅一点。豆知識や雑学、技術を披露することも多く、他のVtuberとはまた一味違った、独特の雰囲気を味わうことが出来るだろう。筆者としては同じクリエイターとして尊敬しているため、ぜひこれを機に大きく輝いてほしい。

 つのはねあかぎ

 不思議な耳の生えた、ファンタジー風の外見を持つ少女。しかし中身の人格データは男。

 モスコミュールとほぼ同期であり、彼の場合、ゲームクリエイターであり、ゲームを作ったり、実際にプレイしてみたりといった動画を投稿している。マジシャンのような喋り方をしつつ、結構おちゃめなところもあり、声のイケメンさも相まって何とも言えない魅力がある。ぜひともバーチャルクリエイターとして、さらなる活動に期待したい。あとゲームもプレイしたい。

 

 おめがシスターズ

 赤と青の二色をそれぞれ髪や服装に振り分けた、姉妹でのVtuber。レイとリオであり、青髪がレイ、赤髪がリオである。コンビとしての配信者であり、姉妹という特徴だけでなく、様々な新しいことにチャレンジしており、動画投稿数もかなりのもの。筆者的には、格闘ゲームと原宿インタビュー企画が最高に素晴らしかった。歌もよく歌っており、姉妹ならではの歌もある。必聴だ。

AyaMina Games

 由縁アヤ、由縁ミナという、これまた姉妹での配信者である。かなり最近活動を始めたVtuberであり、チャンネル名にもある通り、ゲームプレイの配信が中心となりそうだ。3Dモデルのレベルも高く、事前に認知できなかったのが悔やまれる。姉妹でのやり取りもこなれたものであり、今後が楽しみな配信者だろう。さらに彼女達はTwitcherでも配信しており、それも選ばれた理由の一つかもしれない。

 

 音無りずむ

 ドイツ出身の配信者という、かなり珍しい海外からのVtuberである。ドイツ語と英語が話せるのに、日本語も勉強して喋っているという、とてつもない努力家である。日本語すら怪しい筆者としては尊敬に値する。そんな交流に対して頑張り屋なところと、何より外国語ができるという大きなアドバンテージを持っている。彼女の成長を、ぜひ見守っていきたい。

 小山内めい

 園児服に身を包んだ、幼い少女であり、おそらく世界初であろうバーチャル漫画家でもある。園児で漫画家ってなんだよ、と思う方も居ると思うが、動画を見ればおそらくどうでもよくなる。

 芸術系ゆえか、動画のセンス・組立ともにかなりレベルが高く、漫画家になれたというのも納得だ。今度、コンプティークにて連載が開始するそうなので、ぜひ買いたいところだ。地方民なので地獄をみそうだが。

 

 YuNi

 完全な新人であり、Vtuberシンガーを称している少女。おそらくはupd8に合わせて、アクティベートが送り出してきた存在だろう。見た目は白髪に緑のグラデーション。どこか、不可思議な外見である。公式の説明からしても、キズナアイと同じような空間に住んでいるのかもしれない。

 そして、つい先ほど、ツイッターにて彼女の歌が短いながらも投稿された。柔らかい声音であり、早く本格的な歌声が聞きたいものである。

 キズナアイ

 もはや説明不要であろう。筆者の脳内ではVtuber界の主人公か主人公の師匠ポジションたる存在だ。チャンネル登録者数は180万を超え、正にVtuberの親分というべき存在だろう。今回のプロジェクトも、言い方は悪いが、キズナアイという代表を宣伝に大きく利用しており、一際強く扱われている。

 upd8でも、おそらくは彼女が先頭に立ち、進んでいくのだろう。かつて、Vtuberという概念を切り開いた時のように。

 

 以上、upd8所属メンバーである。公式サイトを見ると、けも神男子という存在を確認できるが、まだ未活動なようなので、現状の八人が所属タレントと考えていいだろう。

 と、いうより。こんな短いネットの地底深くに存在する新聞では、彼女達の魅力を十分に伝えきれるはずがないため、ぜひ、自分の耳と目で知ってほしい。公式サイトのリンクを貼っておくので、そこから全員のツイッターとチャンネルに飛ぶことができるはずだ。

 ブームが始まってから、Vtuber界の激動は止まらない。毎日毎日、新たなニュースが現れ、最低でも、一周間ごとに何かが起きる。その中でも、今回のものは特大のビックニュースと言えるだろう。

 エンタムの発足時もそうだが、筆者がこの業界に希望を抱いているのは、事務所の方針が基本的に「本人の自由意思を尊重する」というのを主張しているからだ。

 基本的に、企業勢を除き、個人勢は趣味でVtuber活動を行っている。それを企業としての理念や利益でガチガチに縛ってしまうと、どうしても、それまで培っていた魅力が失われてしまうことが多い。同人だと輝いていた作家が、商業誌だと急に魅力を無くしてしまうのは、珍しくないことだ。

 しかし、各社、企業勢も個人勢も入り混じるこの世界で、全員がなんとか優しい世界を保とうと、配慮し、行動している。他の業界では中々見られない、競争がありながらも、蹴落としはせず、理不尽に理不尽だと主張ができる、奇跡的な環境である。

 筆者としては、upd8にはぜひともこの優しい世界を保ちつつ、新たな環境を切り開くきっかけになってほしい。

 そして何より、彼女達が笑顔で活動できるよう、頑張ってほしい。

 

upd8.jp