ムメイの新聞文章置き場

ツイッターで書いた新聞風記事の転載です。ツイッターhttps://twitter.com/NA01pPBGXwTmELY

Vtuber新聞文章貼り付け・白上フブキ特集編

ホロライブ一期生

白色の狐・白上フブキ

 

あざとかわいいの体現者

用意周到なホロライブの姫

 

 

 白上フブキという少女の動画を始めて見た時、筆者が抱いた感想は「あざとい」と「かわいい」の二つ。ただそれだけだった。それだけで十分過ぎた。その二つに特化し、なおかつ、したたかさも持つ少女、白上フブキについて書いて行こう。

 白髪に薄い青色の瞳、同じ二色で構成された白・青の制服風衣装。そして、頭に生えた狐の耳。見た目および名前からして、間違いなく彼女は氷属性だろう。友人は「カワイイ属性に決まってるだろ!」と吠えていたが。ウザい。

 幼い狐耳の少女と聞くと、あのVtuber代表筆頭の某国王が思い浮かぶが、彼女の声は震え気味の、かわいらしい声だった。少し残念がる人も居たが、王道の庇護欲をかきたてる声に、感動した者は少なくない。

 現在、主にやっているゲームはフォートナイトやFGO。

 かなりの配信を行っており、長時間の配信が中心となる。回を追うごとに声音と進行が安定し、その可愛らしさと男受けする趣味・トーク内容で、多くの視聴者を魅了している。友人は魅了というより洗脳されているようだが。

 筆者が彼女について感心しているのは、その計算高さだ。こう書くと、猫を被った悪女だとバカにしているように聞こえるかもしれないが、そうではない。そもそも彼女は狐だ。猫は被れない。

 彼女は最近は落ち着いたものの、かなりの回数、配信を行っていた。ミラティブ、YouTube問わず、時にはゲリラ配信も頻繁に行い、活動開始から全力疾走。ツイッターの更新も細めに行い、絵を描けるという能力もいかし、様々な絵をツイッター上でも上げている。アーカイブのサムネも凝っており、手を抜いていない。さらには他のVtuberの話題もよく出しており、ツイッター上でもやり取りが活発だ。すこん部という、使い易いワードや、すこんぶやとうもろこしなど、自分の存在を印象付ける要素の付与も忘れない。

 そして、特に筆者がやるな、と思ったのが初回配信。初めての配信だからということで手間取り、慌て、緊張した状態から、むしろそれを利用するかのように、おどおどとした、巣穴にこもる小動物のような可愛らしさを見せてきた。本来なら聞き取りにくという評価が下るはずの震え声を、「かわいい」という評価に一転させたのはさすがという他ない。

 これらはおそらく、考えてやっているはずだ。もしこれを天然でやっているとしたら彼女は現代の傾国の姫だろう。

 歴史上含め、こういった計算高い、もしくは高そうな行動をとる者は、警戒され、嫌悪されることがある。しかし、筆者には彼女に嫌悪感はない。なぜなら、彼女の行動をどう邪推したとしても「人気になりたい」「視聴者を楽しませたい」という要素しか感じられないからだ。もちろん、そこで他人を乏したり、蹴落としたり、ルールに反するような手段をしてはダメだが、彼女はあくまでも自力で出来る最大の方法で、人気と視聴者の支持を獲得しようとしている。その可愛さの裏側に秘めた、真摯さと勤勉さに、筆者は感心し、それこそが彼女の真の魅力なのではないかと勝手に思っている。まあ友人に言わせると「可愛ければなんでもいいんだよ!」とのことなので、おそらくそれが真理で一番正しいことなのだろう。

 そんな彼女も最近では、可愛さではなく手際の良さを押し出すことが増えてきた。RAGEの裏で行った、ときのそら応援放送、および感想放送では、他のホロライブ一期生とコラボしつつ、話題の進行、話題の割り振りをスムーズに行っていた。配信内でも以前のような戸惑い声ではなく、ハキハキとした声音のしゃべり方を優先している。

 これを成長と見るか、馴れと見るか、それとも計算と見るか、人によるとは思うが、そのうちのどれであろうと、彼女の可愛さは変わらない。そして完全に可愛さに洗脳されている友人のウザさも変わらない。

 これからも、彼女はその可愛さで多くの視聴者を魅了し、裏ではかなりの準備と努力を行っていくことだろう。白上フブキのように、可愛さに特化したVtuberは案外少ない。進行上手という、司会業、進行役に必要な能力を持った存在となると、さらに数は減る。彼女への需要は高いはずだ。

 自らのスタンス、可愛さ、あざとさを崩さず、自らの努力を武器に、今後も頑張ってほしい。

 

 

お茶

 意外なことに、彼女はお茶が好きである。意外だというのは失礼かもしれないが、こういった年頃の娘はもっと洋風なものが好きだと思っていた。

 彼女は土地柄、自販機が主なお茶摂取の主力のようだが、単純にお茶と言っても様々なものがある。

 それこそ自販機に並んでいる定番のものから、最近ではダイエット食品としての加工がされたお茶も販売されているようであり、お茶中毒者達には中々いい時代なのではないのだろうか。紅茶党やコーヒー党との死闘を繰り広げているが。

 ちなみに筆者はオーソドックスな緑茶が好きだ。

 

 

トウモロコシ

 かつて友人と共に「この世で最強の主食はなにかトーナメント」を行ったことがあるが、そこで二番目くらいに敗退したのがトウモロコシだ。まあ相手が小麦だったので仕方がない。トウモロコシは世界三大穀物の一つであり、あまり日本で実感はないかもしれないが、米などに並ぶ主食である。加工することでシリアルの材料などになるほか、デンプン、油、バイオエタノールなどにもなり、用途がかなり多い。日本ではバーベキューなどで焼いて食べるイメージが強いとは思うが、世界では重要な炭水化物である。海外のゲームをやっている方は、トウモロコシが主力の作品もやったことがあるのではないだろうか。ちなみになぜこの新聞で、というより、白上フブキのイメージにトウモロコシがあるのか。それは放送とツイッターを見て知ってほしい。ヒントは英語読みのコーンである。

 

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Vtuber新聞文章貼り付け・RAGEまとめ編

Eスポーツ大会

RAGE 2018 summer 終了!

 

tuber初めてのEスポーツ大会

新たなコラボ。見えた課題

 

 Eスポーツとはようは電気機器ゲームの大会である。これだと「電気を流せばEスポーツならイライラ棒Eスポーツか!」と言われそうだが、基本的にPCゲームやTVゲームが基本である。その大会に、今年の夏はVtuberが参戦した。

 RAGEは日本国内で最大級のEスポーツ大会だ。株式会社CyberZとエイベックス・エンタテインメント株式会社が共催するこの大会に、Vtuberが参戦することとなった。といっても、さすがにゲームの腕前で生きているような、ガチ勢達に混じってのプレイではない。あくまで、Eスポーツ初代バーチャルYouTuber王者を決めるという、ようは大会の宣伝目的が強いものとなっている。将来的には、ガチで最強のゲーマーVtuberを決める大会になりうる可能性はあるが、今回は人選的にも、宣伝目的の方が強かっただろう。

 宣伝目的と聞くと悪い風に聞こえるかもしれないが、これは逆に言えば、高いお金と手間と準備をかけてでも呼びたくなるほどの知名度が、Vtuberに存在するということだ。実際、他にも使用用途はあるとはいえ、お高そうな透過型有機ELを最低四枚以上使用しており、お金は相当にかかっていそうだ。呼んだ面子も、知名度が高いVtuberばかりで、電脳少女シロ、ねこます、ときのそら、アズマリム、田中ヒメ、月ノ美兎、そしてMCにばあちゃると、超会議BAR、人狼コラボ、二つのい大型コラボの経験者が多く、どちらも未経験なのはアズマリムのみだ。その彼女も登録者数は上位であり、なおかつゲーム実況動画を上げているための選別だろう。実際、彼女のスプラトゥーンはかなり上手い。筆者の友人の五倍は上手い。まあ、選択されたゲーム的に、その腕前を発揮することはできなかったが。

 六月十七日。16:30から行われ、どうぶつタワー、ボンバーマンストリートファイターⅡの三つのゲームを経て、初代王者は電脳少女シロとなった。彼女含め、参加者、観客の皆さま、お疲れ様でした。現地で参加できず、筆者のように生中継を見ることもできなかった方は、今ならまだアーカイブを見ることが出来る。動画そのものは長いものの、見どころ満載、意外な組み合わせの意外な会話が見られる、Vtuber好きなら見ておいた方がいい大会だろう。ぜひ見てほしい。

 ただ、今回の大会、残念ながら不満を持つ方も少なくないだろう。理由としては、超会議BARや人狼コラボでは少なかった、放送事故が多かったことがあげられる。

 最終的にきっちりまとめ上げ、放送中も事故や誰かのミスを誰かがカバーすることでうまくいったが、前述の大型コラボになれていた方には、放送事故の多さや、進行の手間どり具合に、心をざわめかせる方も少なくないだろう。

 筆者はこれを仕方がないことだ、と個人的に考えている。

 理由は二つ。まず、前述のコラボ二つは、オタク系のイベントに慣れた、経験値のあるドワンゴで行われているので、進行しやすかったこと。

 もう一つは、コラボの形の違いだ。前述のコラボは、BARは来場者との一対一の面談、人狼はバーチャルキャストを使ってのVR空間での、確立した場所でのやり取りだ。

 対して今回は、現実にVtuber達を出し、現実とリンクさせつつ、初心者も含めたゲーム大会を行うという、かなり厄介なものだったからだ。

 複数人の同時有機EL登場、音声の反響・断絶、現実の司会との遅延ありのやり取り、Vtuberという初めてのタレントを扱う慣れていないスタッフ、互いに実力差が現れやすい格闘ゲームを含んだゲーム大会。これらの初めてかつ不確定要素を含んだ上で、大会は実行されたのだ。むしろ、もっと放送事故が多くてもおかしくなかっただろう。Vtuber各々のアドリブが効いたのと、それぞれの魅力のおかげだ。

 今回のイベントで分かったのは、Vtuberのリアルイベントにはまだまだ課題が残されているということだ。技術的にも、進行的にも、詰めなければならないところは沢山ある。筆者はRAGEにVtuberを採用してくれたことを、感謝したい。本来ならばいくら知名度があるといえど、こんな扱いにくそうな、そもそも前例のほぼない存在を採用するのは難しかったはずだ。この大会へのVtuber参加そのものも、急遽決まったような情報もあり、短い準備期間でよくやってくれたものと思っている。

 何事も初めてはあり、挑戦しなければ、何が足りないか、何が求められているか、何をすればいいのか、といったことは分からない。RAGEの勇気ある決断のおかげで、Vtuber達、彼女達を運営する企業達にも、多くの課題が見つかったことだろう。そして個人的に言うならば、ときのそらの絶叫が聞けたのが大変嬉しい。あと月ノ美兎の自爆芸も、本気で笑ってしまった。こういう面白い場面を見れただけでも、Vtuberファンとしては、今回の大会には十分な価値があると思っている。

 次回大会、AutumnでVtuberの参戦があるかどうかは分からないが、次の大会もぜひ見たいので、運営には頑張ってほしい。

 

 

Eスポーツ

 残念ながら、日本ではまだEスポーツに対する理解が少ない。そもそもゲームというものに対する偏見もいまだ消えておらず、そのゲームをスポーツ扱いなどとは、という意見も多い。格闘ゲームブームも下火で、寂しい状態だ。筆者の意見としては将棋や囲碁のプロリーグが存在するのだから、ゲームも別にいいのではと思う。まあそこは歴史の重みというのものなのだろう。現状、少なくともネットを漂うキモオタの筆者にあまり情報が届かない程度には、Eスポーツは広まっていない。情報が来たとしても、あまりよろしくない話題の方が多い。そんな現状だ。しかし個人的には、もっとEスポーツが広まってほしいと思ってい居る。それはゲームが好きだというのもあるが、Vtuberとの相性の良さもあるからだ。お互いの良さを引きたてるためにも、Eスポーツの発展にも期待したい。

 

 

rage-esports.jp

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Vtuber新聞文章貼り付け・イベント「Youに夢中!」編

バーチャルYouTuberオンリー

イベント「Youに夢中!」終了!

 

みなさまお疲れ様でした!

 

自分も行きたかった……

 今回のイベントに参加したホクホク顔のVtuberファンのみなさん。貴方達には、今すぐ好きなVtuberの動画にコメントしなければ、あの《のらしょっと》を飲みたくなる呪いをかけた。ちなみに《のらしょっと》については自ら調べて、戦慄してほしい。筆者が少し飲んだところ、甘酒を飲んでのど元まで吐きかけた時と同じ匂いと味がした。

 筆者は地方民かつ土曜出勤で地獄を見たのだ。これくらいの恨み言はいいだろう。ツイッターでは関東を滅ぼしたいとまで言っている人もいるので、それに比べたら大分優しい方だと思う。

 

 冗談はさておき。

 今回のバーチャルYouTubeオンリーイベント同人誌即売会《Youに夢中!》に参加された方、サークル、スタッフ、主催者のみなさん、改めてお疲れ様でした。

 おそらく、Vtuberのみの同人イベントは今回が初めてとなるだろう。筆者は同人即売会コミケなどについてはアニメや漫画経由の知識しか持ち合わせていない。そして友人がほぼいない灰色のキモオタ青春を送ってきたので、参加経験もない。それでも多くの人間が集まり、ことをなす以上、一筋縄ではいかない事柄なのはよく分かる。しかし、ツイッターを見る限り特に大きな問題もなく、無事、最初の同人イベントとしてやり遂げたのではないかと思う。

 今回は他にも共催のイベントもあったため、もし何かしらの大きな問題が起きた場合、Vtuberというものへの悪いイメージを広めてしまう可能性があった。

 そういったリスクもあったが、しかし、今回の成功により、とりあえずイベントを成功させたという実績を残すことが出来た。これが大きい。

 最初に何か新しいことをするというのは、大きな危険を孕むのと同時に、成功した時の利益も大きい。今回、Vtuberの同人イベントを行えたことにより、今後、似たようなイベントが開催されやすくなるかもしれない。この辺り、かつてのツイッターでのVtuber同士のやり取りの始まりや、コラボ放送の始まりを思い起こさせる。今回のイベントもまた、Vtuber界へ新たな影響を与える一つになるかもしれない。

 ちなみに、友人はこのイベントの名称を「エロ漫画のタイトルみたい(笑」と語っていた。ドン勝できるまで正座でプレイするという制裁を加えたが、友人の友人として謝罪させてほしい。申し訳ありません。ただ自分も「なんか痛いイケメンキャラの口説き文句みたい」と思ってしまいました。申し訳ありませんでした。

 

 Vtuberの二次創作というのは難しいものがある。いくら仮想の存在といえど、彼女達には魂があり、その方針は別々だ。人によっては既に二次創作のガイドラインを作ったり、「これはやめてほしい」「これはこうタグをつけてほしい」といった風に、規制やゾーニングを指示している方もいる。

 単純な絵ならともかく、エロやグロといったR18規制がつきそうなものに対しては、警戒心が強い方も多く、加えて漫画などのストーリー性の強いものになれば、嫌悪感を抱く方はさらに増える。

 特に筆者の分野、文系の方となると、二次創作のほとんどはストーリーかポエムとなるため、この新聞のようなまとめや短文、もしくは趣味丸出しの二次小説、夢小説が中心となってしまう。そしてそういったものは、こういった実在の人物に近いジャンルに置いて、個人的にかなり書きにくい。本人がいる以上、妄想を書くのに躊躇してしまうからだ。どうしても一応、筆者の場合、ちょっと工夫を思いついて書けるようにはなったが、今度は開き直り過ぎて夜桜たまが「麻雀の何が楽しいか分からない」と言ったり、ときのそらが「歌なんて誰でも歌えるよ」などと語ってしまう話になったので、おそらくパソコンの奥深くに眠ることになるだろう。筆者はこんな感じなので、文系の創作者の方はぜひ頑張ってほしい。

 何はともあれ、今後ともVtuber界の同人活動はさらに活発となり、それにともなってルールや暗黙の了解も出来ていくだろう。創作側としても、受取側としても、今後の健やかな発展を期待したい。

 

 

イベント

 オタク系に限らず、人の集まりが必要なイベントは主に東京で行われる。

 人口密度が世界レベルでおかしいからというのもあるが、外からも「とりあえず東京」ということで集まりやすいというのもある。Vtuberのイベントに関してもそれは変わらない。現状、東京近辺以外でのイベントとなると響木アオの全国ツアー(現在CF中)くらいしかなく、まだまだVtuberファンの総数、アクティブ数が把握できていないので難しいものがあるだろう。今後、イベントが東京以外で開催されるかどうかは、Vtuber界の発展次第だ。頑張ろう。

 

VRでコミケ!?

 今回のイベント、面白い試みが行われていた。VR世界において、イベントの場所と、冊子類を再現し、現地に行かなくともファン同士の交流や、品物の売買が出来ないか、というものだ。これならば、Vtuberもファンとイベント会場で触れ合うことができるし、何より、リアルの場所や距離を問わずにイベントへ参加することができる。これが何よりも大きい。時間に関してはさすがに融通が利かないが、もしVR技術が発展し、諸々の問題を解決できれば、いつか全国、全世界からオタク達が集まる、VRでのイベントが一般的になるかもしれない。地方民で社畜の自分としては、ぜひとも期待したいところである。ただ、現状、実現しようとするには技術も文化も機材もまだまだ足りない。発想はあっても、力が追いついていない状態だ。せめて筆者が死ぬ前には、実現してほしいものだ。

 

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Vtuber新聞文章貼り付け・あいえる&あねえる特集編

tuber界隈の技術漫才部門

あいえる&あねえる

 

インフィニットループ公式

最先端の最後尾を独走する

 

 

 技術や知識があるからといって、それが面白いとは限らない。筆者の分野における話になってしまうが、小説において「この動作の由来は~」「米の発祥の地は~」などといちいち知識描写を入れたり、物語を書くというより技術や知識を語ることに集中してしまい、肝心の話そのもののクオリティが落ちてしまうことは少なくない。あくまでも、技術や知識はエンターテイメントを補強するためのものであり、それそのものが面白さを持っているわけではないのだ。この落とし穴にはまる創作者は少なくない。

 しかし、彼女達はその技術を無造作ともいえる気軽さで利用し、面白いやり取りを生み出している。技術に執着するのではなく、技術を道具として利用し、視聴者を楽しませる。そんな配信者なのが、あいえるとあねえるである。

 あいえるは株式会社インフィニットループの公式キャラクターでもある、オレンジ色の髪の少女。あねえるは彼女の相方として生み出された、黒い長髪の大人びた女性。最近まであねえるは白髪のねこみみ少女だったが、モデルが完成し、一転変わった姿となった。元々デザインはかなり前から完成していたのだが、モデラー不足のため中々完成が遅れていた。やはり3Dモデラーの需要はとんでもないことになっているようだ。そういった経緯、完成当時の本人達のあまりにも薄いリアクションも、ある意味見ものなので、ぜひアーカイブを辿ってほしい。

 二人はあくまでインフィニットループの宣伝役、のはずだが、半ば趣味となっており、初期の頃から公式とは思えない視聴者への反応や、コメントのブン投げ、会社に対する辛辣な言動、社長への弄りなど、公式チャンネルとは思えないやり取りである。特に最初の頃はあいえると社長だけだったため、あいえるがかなり辛辣な性格なこともあり、色々大丈夫なのかと言いたくなるほどだった。ただ、あねえるという存在が生まれ、辛辣なあいえるに対する反応が完璧であり、一転して面白トーク連発の配信へと変化した。二人は初対面の時から、まるで十年来の付き合いかのようなやり取りを見せており、このチャンネルの人気の理由は、二人のやり取りそのものだろう。ちなみに社長への辛辣コメントは増えた。二人の未来は大丈夫だろうか。このチャンネルが終わる時があるとしたら、二人が会社をクビになった時かもしれない。

 技術を無造作に使うと最初に表現したが、Vtuber界隈においてもトップクラスの技術を使って、配信内でプレゼンをしたり、TRPGを行ったり、コメントをブン投げたり、クソコラ大会を開催したりと、自由気ままかつ、技術に頼るのではなく、技術を使って面白いことをしようとしている。特に視聴者参加のクソコラ大会は人気であり、映画ポスター風のコラや、社長の顔ハメ画像、副社長の顔お面など、企業チャンネルと

は思えない自由っぷりである。いつか本気で怒られそう。大丈夫? 色々な意味で。

 一応、ちゃんとインフィニットループの情報を発表したり、舞台をバーチャルキャストとニコ生放送に移してからは、バーチャルキャストの機能紹介、宣伝、ニコニコ関係のイベントについてなども紹介している。ちなみに、なぜかあいえると声が似ている、ニコニコユーザーかつインフィニットループ所属のみゅみゅについてもよく宣伝している。まあ開発者の一人なので当然か。うん。

 他にも第三者、社長だけでなくインサイドちゃんや、西川・美優さんなどを招いたり、逆に凸企画でほかの配信者へ突撃したりもする。本当に企業とは思えないフリーダムっぷりである。

 ちなみに、西川・美優さんはHTC、Viveの会社の方であり、あいえるちゃんねるの放送にてViveを無線化するワイヤレスアダプターの発売が行われないことを発表した。この情報は日本国内のどのメディアも知らなかった情報であり、そういったサイトに行くと情報源としてあいえるちゃんねるの名前がある。さすがは最先端の場というべきか。バーチャルキャストの情報や、時にはこうしてマジの最先端情報が何気なく入ってくるのだから、油断できない放送だ。

 再三になるが、彼女達のすごい所は、ハイスペックな技術と情報に囲まれながら、会話のやり取りが最も盛り上がる要素であるということだ。

 Vtuber界最先端の場ともなれば、その技術を前面に押し出そうとするのが普通だと思うが、彼女達は技術を自分達の企画の道具として扱い、あくまで自分達のトークや企画内容で放送を盛り上げようとしている。そういった配信者、創作者としての心意気に、筆者は感心し、楽しんでいるのだ。……そこまで深く考えていないのではないかと、二人の漫才じみたやり取りを見て思ってしまったが。本当に数か月程度とは思えない意気投合・意思疎通具合である。彼女達の主戦場は人としての心によってニコ生へ移ったが、アーカイブはYouTubeに投稿されている。ぜひ筆者の気持ちを理解してほしい。

 最先端の場で、高レベルの技術を使い、漫才を繰り広げるあいえるとあねえる。たとえ時代が移り変わろうと、スタンスを変えず、これからも楽しく放送してほしい。

 

 

バーチャルキャスト

 ドワンゴインフィニットループが共同開発した、3D配信ソフトである。元々、みゅみゅという技術者の使っていたシステムを利用しており、誰でも手軽に3Dキャラを使っての配信を可能にしている。しかも無料だ。人によっては「数千円、数万円取られてもおかしくないクオリティ」と語っており、実際、サポート・修正も優秀で、大きな問題点がない。新たなフォーマットのVRM、追加されていく新機能のことも考えると、現状、3Dの配信ソフトとしてはほぼ完成形と言っていいのではないだろうか。問題点があるとすれば、ソフト以外。まだ個人個人がVR機器・環境をそろえるのが難しいこと。3Dモデルの所持、作成の難易度。こういったものがあげられる。今後、そういった外部の影響で、バーチャルキャストの立ち位置も変化するだろう。はたしてどうなるか、今後に注目である。

 

 

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Vtuber新聞文章貼り付け・馬越健太郎特集編

岩本町芸能社のイケメン俳優

馬越・健太郎

 

知らねえ奴はモグリ

 

顔も心もイケメンの男

 この新聞を読む前に、まず上の煽り表題を理解してもらうためにも、YouTubeで彼の名前を検索し、その動画を見てほしい。見ましたか?理解できましたか?おそらく理解できていない方がほとんどなので、話を続けよう。

 馬越・健太郎。1989年生まれ、身長178センチ、体重300キロのイケメン男性だ。

 この時点で体重の数値に疑問、もしくは誤字・誤植なんじゃないかと思った方。動画を見ていないな?今すぐ動画を見てくるように。そうすれば疑問は簡単に氷解する。

 

 回りくどくなったが、彼はVtuberの中でも珍しい(もしくは唯一の)ケンタウロスtuber、バーチャル俳優である。

 投稿される動画は、他の多くのVtuberのようなゲーム実況や生配信などではなく、主に歌ってみた、踊ってみた系列の動画となっている。しかし、彼の動画は少々語るのが難しい。表現するならば、演じてみた、というのが正しいものになるだろうか。その見た目のインパクトを中心とし、なおかつ低音のボイスによって、視聴者の心に存在を刻み付ける。筆者は彼の最初の動画【馬馬馬越】を聞いてから、一か月は無意識で歌ってしまうほどど嵌りしていた。

 彼の所属は岩本町芸能社である。岩本町芸能社とは、実際に岩本町にある芸能事務所というわけではないが、VRタレントをマネージメントする芸能事務所である。えのぐ、かつてはあんたまと女優部と呼ばれていた五人の少女を売り出しており、純粋なアイドル路線のVtuber(と呼んでいいのか少し怖いが)であり、多くの熱狂的ファンの支持を得ている。

 そんな岩本町芸能社の逆紅一点、異物?として存在するのが彼だ。女子だらけの事務所HPに、イケメンの男が一人混じっている姿は、相当に際立つものだろう。良い意味でも悪い意味でも。

 ちなみに彼は四月一日まで公式HPで存在を確認できなかったが、現在ではちゃんと載っている。よかったね。

 彼の特徴はケンタウロスという見た目、中毒性のある動画の数々、といったものもあるが、ツイッターでの言動も人気の一つである。

 男子高校生のような日常のツイートから、本当に事務所所属なのか不安になるような煽り気味・意味不明のツイートもあるが、後輩・同僚であるえのぐ達への気遣いある行動・反応も人気だ。特に、彼がえのぐ達にプレゼントした内容は、五人組をイメージした粋なものであり、かつて生放送に乱入して捕まえられていたアホとは思えない。

 そんな、今ではVtuberを知る者達の中では本気で「知らねえ奴はモグリ」な存在である彼だが、最初から今の知名度だったわけではない。Vtuberブームの際に派手に宣伝でもすれば別だったかもしれないが、普通に考えて、事務所もケンタウロスの男より、可愛い女子高生達を売り込むだろう。

 そんな彼が注目された理由は、じーえふというライターのブログが発掘されたからだ。

 どちらかというと、当時のあんたまを広めるために馬越健太郎という衝撃的な存在について書いたようだが、ネットの住人は馬越健太郎の方に注目してしまった。ブログのリンクを貼ってあるので、ぜひ見てほしい。こんな新聞よりもはるかに、馬越健太郎について魅力的に語っている。この記事が原因で後にじーえふ自身も注目を集め、傍目から見ると愉快な、本人からすると波乱万丈な人生が展開され始めている。まさに馬越健太郎という俳優が、一人の人生を変えたのだ。

 おそらく、彼はあんたま、えのぐを広め、盛り立てるためのインパクトのある、話題性のある存在として事務所に所属を許されたのだろう。現に、馬越健太郎という存在から岩本町芸能社の存在を知り、えのぐ達のファンになった存在も少なくはない。筆者とて、彼の存在がなければ、彼女達のことを知らずにいたかもしれないのだ。

 彼はHPで「世界を照らす存在、馬越健太郎」と語っているが、実際、Vtuber界の中では大きく輝いている。それは事務所でも同じで、正統派ゆえに伸びなやんでいる彼女達の、大きな力となりえるだろう。

 彼自身も、色々な困難に立ち向かう後輩達の姿に大きく影響されているようであり、ツイート内容も随分と様変わりした。まあ後輩達にDM送って謹慎になったり、えのぐ達からのプレゼントに泣いたり、マネージャーからの連絡を無視して謹慎したりと、子供っぽいところは変わりないが。それでいて度々かっこいいことを言うのだから、男の癖にギャップ萌えを使いこなす、憎い男である。でもガムのアタリで大喜びするのはどうなんだ。笑ったけど。いいねするけど。

 今後の活動については分からないが、またインパクトのある天才俳優的な動画が見られることを、期待したい。まあ普通に生配信などを始められても、爆笑する自信があるので、ぜひ見てみたいが。

 これからも、事務所の先輩として、Vtuber界でも異色の俳優ケンタウロスとして、世界と事務所を照らす存在でいてほしい。

 

 

じーえふ

 じーえふとは、馬越健太郎の記事を書いたことで有名になった、……どう表現していいのか分からないので、ここではライターという表現を使わせていただく。とにかく、バーチャルの世界に関わってからすさまじい激変の波に飲まれ、流されており、Vtuberにされたりライターになったり女体化されたり就職できたり預金残高ゼロになったりほしい物リストで食糧を求めたり野菜食えと言われたり本を作ったり最近では女子大生の母親が出来たりと、普通のVtuberでも中々ないような人生だ。おそらく並のVtuberよりも濃い人生を歩んでいるだろう。ちなみに、馬越健太郎に対してだが、色々な感情を持ちつつも、かつてとある理由で絶望し、悲嘆にくれていた際に、DMを送ってもらって少し立ち直るなど、良い関係を築けているのではないだろうか。たぶん。

 

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じーえふさん

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grapefruituhr.hatenablog.com

 

Vtuber新聞文章貼り付け・ときのそら特集編

アイドル系Vtube

突き進む少女・ときのそら

 

成長し続けるバーチャルJK

目指せ横浜アリーナ

 

  筆者はかつて、ときのそらを見下していた。

 見下していたとは違う、違うと思いたい。しかし、以前の自分を嫌悪し、戒めるためにも、この表現を使わせていただきたい。

 ときのそらと呼ばれるVtuberの活動開始時期は早い。おそらく初登場は、彼女の運営会社であるCover(カバー)の開発するアプリ、そのデモ映像での登場だろう。日付は2017年五月二十二日。もしくは、ニコニコ動画において初めて配信を始めたと記録されている、九月七日になるか。いずれにせよ、2017年組のVtuberであり、現在の生まれてまもないバーチャル界隈においては、古参と呼ばれる部類に属するだろう。

 だが当然というべきか、筆者が彼女のことを知ったのはそんな古の時代ではない。記憶があいまいだが、おそらく、ニコニコ動画に投稿された、まとめ動画の一部に出てきたことがきっかけだ。

 その時の認識は「恋に落ちた」などと言えるような衝撃的なものではなく、「姫川友紀に似てるなあ」という、見た目に対する感想だった。姫川友紀については今後の内容とは関係ないので割愛するが、とにかく筆者は彼女の見た目に魅かれて、彼女を追い始めた。女の子を見た目で判断する人間のクズ丸出し思考である。

 見た目は茶髪のロングヘアーに、鳶色の瞳。名前の通りか、青を中心としたアイドル風の衣装に身を纏っていた。髪には金色の髪飾りをつけており、形はカバーのロゴマークをかたどっている。

 言葉を飾らずに言おう。

 普通の女子高生と言われてもおかしくない、普通の外見をしていた。

 おそらく、これはあくまで彼女がアプリの宣伝役であり、タレント的な扱いではなかったためだろう。実際、目的の変更に伴ってモデルのアップデートもかなり行われている。そのためか、最初期の頃と比べるとかなり違ったデザインに落ち着いた。まあ筆者が彼女のことを知ったのは新しいデザインからなので、あまり偉そうに語れないのだが。

 そんな古参で、バーチャルJKと言うべき存在であった彼女だが、YouTubeへの参入は意外にも遅い。具体的に言うと、Vtuberブームの1つを担った、超新星である輝夜月よりも遅く、十二月十二日。自己紹介動画を投稿したのが始まりとなる。流行り始めていた、もしくは一部でもう流行っていたVtuberのブームに乗るためだと思われるが、彼女の活動には大きな弱点があった。彼女は当時まだ珍しかった、生放送主体のVtuber。それも当時は不定期配信だ。他の動画をどんどん出していくVtuber達には追いていかれる。宣伝しようにも、動画のアーカイブは一時間ものばかり。改めて見てもらうには、少々辛い。このままでは、周りにおいて行かれる。そんな焦燥感もあっただろう。

 が、彼女のサポーターが有能だった。

 ときのそらの人気が出始めたきっかけは、クリスマスの配信だ。この日、彼女の生配信で急激に人が増えた時間がある。実は、同じ時間帯に生放送を行っていたとあるVtuberが、放送事故を起こしていた。そのため、Vtuberの動画に飢えていた視聴者達が、ときのそらを見つけ、なだれ込んだのだ。と、いっても、そのほとんどは放送事故が終わると同時に、元の動画へと帰り、彼女のことを忘れていただろう。

 しかし、そのうちの何名か彼女の放送に残る、もしくは二窓を行使することで、彼女の配信に視聴者数、視聴回数という明確な印を残した。

 そして、もう一つ。

 ニコニコ動画に、クリスマス配信におけるとあるシーンの切り貼り動画が投稿された。それも次の日、日付が変わった直後にだ。

 内容は、ときのそらが急増した初見の視聴者達からの、「ママ」という呼び方や、「母性」というコメントに困惑し、しかし精一杯対応する。そんな、純真なバーチャルJKと、やばいオタク達といったもの。

 おそらく当時を知らない方、もしくはときのそらを知らない方からすると意味不明であると思うが、安心してほしい。当時を知る筆者からしても意味が分からない。このせいで筆者はバブみといった単語や、自分より年下の包容力がある女性に甘える、という謎の概念を知ってしまった。

 もちろん、動画投稿時も「非オタクの真面目な女子高生にオタク共が群がる動画」として、ネタ的な意味で盛り上がった。ニコニコ動画はこういったネタを好み、ランキングに居座る傾向がある。

 しかし、ここで重要なのは「ネタにしろ何にしろ、注目された」ということだ。そして、彼女に興味を持ったVtuberファンが、彼女のアーカイブを覗けば、ニコニコの動画のと同じミニスカサンタ衣装をまとった、なぜか一つだけ再生数の多い動画が目につく。一時間といえど、当時の飢えていたVtuberファンからすれば、大した時間ではない。そして再生されればされるほど、ニコニコのネタ動画も、チャンネルのアーカイブも、両方が注目されるようになる。

 ここで、先ほど語ったサポーターの有能さが出てくる。おそらくサポーター、友人のアシスタントこと、Aちゃんと呼ばれる人は、ここが勝負のかけどころと見たのだろう。二十七日に、とある編集動画を上げた。

 タイトルは「【検証】ときのそらはママなのか? お姉ちゃんなのか?」だ。編集・投稿までの時間はどうあがいても二日程度、しかもニコニコ動画でのネタ動画の投稿、話題になった時間から考えると、使える時間は一日を切る。小規模とはいえ、企業がバックであることを考えると、かなり無茶苦茶な動きだろう。

 しかし、この判断は正しかった。この動画のおかげで、ときのそらは、まず第一のバズり、人気の出始めに入ったのだ。

 ニコニコのランキングにある、ネタ動画で興味を持った人間がチャンネルを覗き、まさに興味のある話題をまとめた二分程度の動画を見る。それにより、動画の再生数が上がり、ニコニコ動画だけでなく、YouTubeを主体とするVtuberファンにも情報が伝わる。そしてさらに興味を持った者は、さらにアーカイブを覗いていき……といった形で、話題性と、ファンを獲得することに成功したのだ。実際、筆者もニコニコの動画だけだと、「あの子、やべー奴らに絡まれてる……」だけで、まともに見ようという思考には至らなかったかもしれない。しかし、二分程度のまとめにより、軽く見始めることが出来た。まさに、運命の分岐点だろう。

 そして何より重要なのが、ママやらお姉ちゃんやらといった持ちネタと、純真で優しく、やばい奴らにもしっかり対応してみせる、バーチャルJKという個性を獲得できたことだ。今ならともかく、当時、ママネタ持ちも、純真なJKというキャラも、被りがいなかった。需要を一気にかっさらうことが出来たのだ。

 そう考えると、このバズりの一番の要因は、視聴者の流入でも、ママネタをコメントした者でも、広めた者ではなく、地道に努力し、配信を続けた彼女達によるものなのだろう。ゆえに、彼女達はチャンスを逃さなかったのである。

 そして、この勢いを殺さぬまま、二十八日に生放送。ここでも、やばいヤツらと、ときのそらの純真さがネタを生む。二千人のそらともが集結し(当時登録者は五千程度。ちなみに十二月の初めは五百にも満たない)漢字・英語読めない、とまらねぇぞ、スパチャに動揺、といった数々のネタ、個性を獲得した。この放送でよかったのは、スーパーチャット、投げ銭で動揺、おたよりへの返答による無個性の自虐や、包容力といった魅力の自覚だ。これにより、一層キャラ付けが明確になった。アイドルアニメでよく見る、自らの魅力や個性に思い悩む、といったものである。ここから、彼女のアイドル路線が始まったといってもいいだろう。

 この放送のまとめがニコニコ動画にアップされ、人気が爆発した。一気にチャンネル登録者数が増え、それに対応するためか、次々と短編動画が投稿された。ママ・お姉ちゃんのような検証ネタだけでなく、十二月三十日の登録者一万人突破記念、おたより、歌、応援動画など、一月五日までに八つの動画を投稿している。年末、正月休みの間にだ。噂ではAちゃんは忘年会でも動画の編集作業をしていたと聞く。Vtuberブームというビッグウェーブに乗り損なうわけにはいかない、落ちるわけにはいかないという意思がそうさせたのだろう。結果として、彼女の話題は正月休みの間にもつきることなく、一月五日まで話題を保つことができた。

 特に、2017年の検証まとめ動画の効果が大きい。これにより、アーカイブを見直さずとも、ときのそらがどれだけの辛い下積み期間を経て、今に至ったのか。ときのそらと周りの人は、どういう気持ちなのか。ときのそらが、どういう存在で、これからどうしたいのか。そういったことがわかるようになった。

 こうして勢いを保ったまま、彼女は一月五日を迎える。

 一月五日の金曜日。この日、ときのそらの人気が出た要因、第二の出来事があった。

 ミラティブというスマホ向け配信動画サイトがある。現在では、主ににじさんじやホロライブのメンバーが配信に使う場所だ。そのサイトのクイズ企画に、ときのそらが司会役として参加することになった。おそらく、彼女自身初の、下手をするとVtuber初の、ニコニコ、YouTube外での活動である。それも、企業案件として。当然、そらとも達は動揺した。というのも、事前情報で「クイズ時のコメントはあまり治安がよくない」というものがあったからだ。様々な事情、理由から、クイズ企画の人気がなく、特に配信者視聴者ともに邪魔をされるような機構があったため、クイズ時のコメントは荒れに荒れていた。そんな場所に、純真な心優しいJKであるときのそらを向かわせていいのか、ファン全員が息をのんでいた。筆者など、過去の心無い罵声によって傷つき、ネットから消えて行った人達を連想し、人生で初めて食事がのどを通らなかった。他のそらともと同様、放送時には必ずコメントを打ち、荒れたコメントを押し流してときのそらが傷つかないようにしようと思っていた。大げさに言うなら、純真な心を守ろうと、そう考えていたのである。

 今思い返せば、筆者はこの時点で若干まずい方向に入っていたのだろう。悪いことではないのかもしれないが、今は間違った考えなのではないかと思っている。

 そして、結果的にミラティブでの放送は成功だった。途中、ミラティブ側の事故(サーバーの過負荷など)があったものの、何とか終了した。

 そしてその後の、反省会生放送での強がりと、気が緩んでからの涙。

 ママネタでからかっていただけの視聴者が、本気でファンになった瞬間だろう。見た目通りの、女子高生が、誰の助けも借りられないアウェーの空間に放り込まれ、仕事をこなし、そして涙する。まるでアイドルアニメのお話しのような展開に、共感し、震えた者も多かっただろう。特にまとめ動画で彼女の苦労を知った後なのだから、なおさらだ。

 こうして、彼女のアイドル系Vtuberとしての立ち位置は盤石なものとなった。もし、この後彼女と似た路線のVtuberが出てきたとしても、彼女のファンが離れないくらいには。どうあっても絶対に応援する、という固定ファンを獲得したのは大きい。

 彼女の活動はその後も比較的順調に進み、ゲーム実況前のあん肝動画、ミラティブでの再度のクイズ司会役、女子高生らしさを主張した短編動画、IA&ONEとのコラボ放送。何より、soraSongが大きい。これは視聴者からの楽曲提供を呼びかける企画で、ファンアートならぬファンミュージックを求め、その中から選ばれたものをときのそらが歌うというもの。おそらくこれも、Vtuber初の行いだ。ツイッターの関連ファン作品も#sora~~で確定したのも、拡散性やエゴサの役に立っただろう。また、ツイッターでのミライアカリやのらきゃっととのやり取りで、ツイッターにおける彼女の立ち位置を明確にした時期でもある。

 ゲーム実況では、ホラーゲームへの耐性の高さや、天然通り越してナチュラルSの片鱗を見せ始めたりと、新たな分野への進出を感じさせていた。

 そして登録者数は五万を突破し、Vtuberの中でも大きな影響力を持つ立場になっていた。

 ただ。

 正直なところ、筆者はときのそらに対する気持ちが、少々薄れかけていた。理由としては、登録者数増大によって、彼女が立派な人気Vtuberになったこと。Vtuber界での問題を大げさに騒ぎ立て煽る外様の存在に、ネットそのものを面倒に感じ始めたこと。何より、暴走するそらともが目立ち始めたことだ。

 昔から、アイドルのファンが問題を起こす、とはよく言われているが、筆者としては、アイドルに関わらず、熱中し過ぎたファンは時として対象そのものに傷を負わせることが多い。

 この時期、ママネタから暴走してか、ときのそらにセクハラとしか思えないコメントを送りつけたり、ストーカーまがいのコメントやDMを送ったりする者が現れ始めた。また、本人が関係することを行っていないのにママネタを出したり、また、ときのそらとは全く関係のないところでママネタを出したりと、もはやアンチそのもの行動に出る者が次々と発生した。

 さらに、本人に聞かれたわけでもないのに、「こうした方がいい」「アイツとは関わらない方がいい」といった、プロデューサーのような発言を行うファンも急増し、それに反論し、暴言をぶつけあう、そらとも同士の醜い争いも急増していた。

 そして、soraSongに対する罵倒の嵐である。

 ファンから提供され、投稿された音楽の一つに、「夢色アスタリスク」という曲がある。その曲と作曲者に対し、一部のそらとも達が罵声を浴びせ続けたのだ。その理由はキーが高すぎる、人間の歌う曲じゃないといったもので、音楽的知識のない筆者にはそれが正しい指摘なのかは分からない。ただ夜空を見上げたくなる、良い曲だったという表現しか出来ない。

 筆者が本当に怒り、悲しくなったのは、そのそらとも達のときのそらのことを考えているようで考えていない行動だ。

 批判するのはまだ分かる。創作に対する人の好みはそれぞれであり、完璧な作品など存在しないからだ。なので批判があるというなら、それを主張する権利が視聴者にはある。しかし、批判よりも相手をバカにすることを優先した文面や、何よりも「そらちゃんがかわいそう」などと、まるでときのそらの内心を代弁するかのようなコメントで攻め立てているものだ。さらに人によっては「売名目的だろ!」といったコメント、ときのそらに対し「仕方ないよあんな曲じゃ」などという慰めのコメントを送る者まで現れ始めた。おそらく、本人達は気遣いから行っているのだろうが、傍目から見れば暴走する悪質な存在以外の何者でもない。

 ネット上に書き込まれた文章が誰にも見られない、などということはありえない。必ず誰かが見ており、それは本人に届く可能性がある。特にこの頃の問題はネットのマイナーコミュニティなどではなく、ツイッター、YouTubeのコメントでの問題だった。当然、本人の目にも触れただろう。

 ファンから送られた曲を同じファンがバカにし、乏し、自分へ「うまく歌えてなかったけど君のせいじゃない。大丈夫」などという文面を見た彼女は、一体何を思ったのだろう。

 筆者は、かなり冷めた目でこの問題の数々、ファンの暴走を見ていた。過去、何度も見てきた「ファン、もしくはファンから転身したアンチによって潰される」という現象と、全く同じものだったからだ。

 今後、時間が経てば経つほど、こういったファンは増え、問題が増加していくだろう。なのでその前に、ミラティブ時の良い思い出だけを残して、離れようかと思っていた。

 そして二月八日。

 この日、放送の後半で彼女から、物申したいという発言が飛出し、それは歌についてだという。筆者はこの時、暴走するファン達に対して「お願い」するものだと思っていた。悪く言えば、媚びを売って頼むのだと。

 ここで「歌について文句を言うのをやめてほしい」などと言えば、「気遣いで」擁護、応援していたファン達から反感を買い、アンチになる可能性がある。

 こういった経緯でアンチになったファンは「裏切られた」という思いが強いため、本当に人生をかけて本人を恨む者が多い。

 この時、ときのそらは数万の登録者が居たとはいえ、まだ人気で始めの、幼い少女。ここはファンにやんわりとお願いして、穏便に暴走を抑えるのが最善、というより、今のときのそらに出来る限界だろうと、筆者は思っていた。

 違った。

 二月八日生放送アーカイブの、47分辺りから、それは始まった。

 彼女は自ら曲に関するコメントを見ていることを口に出し、そのコメントの内容へ反論し、自らの意思と能力を証明させるために歌い、改めて自分の考えを宣言し、主張を確定させたのだ。

 あからさまに怒っている声音と、格段にレベルアップしたと素人の筆者にも分かる歌声にも驚いたが、筆者が何より驚いたのは、その行動。一番効果的で、一番危険な選択を、彼女と、彼女達が選んだことだ。

 先に書いたが、熱中し過ぎたファンは、自らのやることが全て「本人にとっていいこと」だと思い込んでしまうことがある。そういった一部のファンは、もしそれを否定するような言葉を本人から投げかけられた時、裏切られたと感じ、普通のアンチとは比べものにならない存在になることが多い。現実では刀傷沙汰どころか、歴史上、このせいで殺された創作家もいるほどだ。

 まだまだ新米の身であり、人気上昇中の彼女が、そんなリスキーな手段を取るはずはないと、筆者は思っていた。

 そう、見下していたのだ。

 彼女の力を下に見て、これは出来ない、あれは出来ない、こうしない方がいい、こうしたらお仕舞いだ、などと考えていた。口に出していないだけで、考えは熱烈過ぎるファンと同じ系統のものだったのだ。

 しかし、彼女は強かった。否、強くなっていた。もちろん、ツイッターでの騒動を機に、Aちゃんを始めとしたサポーターによる検閲が改められ、本人の意識改善なども理由の一つだろう。しかし、問題あるファンの行動に対し、言及し、反論し、実行してのけたのは彼女自身だ。

 ママネタやら天然ネタでからかわれ、ファンに振り回されがちな少女。そんな少女が、ファンに意思を伝え、宣言した。これまでの経験と、下積みを糧とし、成長していたのだ。

 筆者はこの時、彼女を舐めていたことを深く反省し、思った。もし仮にこの宣言のせいでファンが減ったり、アンチが急増したとしても、自分は味方すると。というより、もしこれでこの少女の主張を否定し、バカにする声が大きければ、このVtuber界も現実と変わらない理不尽と邪悪が蔓延るものと変わりないと思っていた。

 幸いにも、彼女の主張は受け入れられ、ツイッター、コメントの管理体制が整ったためか、目に見えるそらともの暴走は減った。彼女の主張が、ファンの意識を大きく変えたのだ。

 世の中は残酷で厳しい。理不尽を訴えたり、まともな発言を行ったり、努力をするだけで、叩かれ、傷つけられ、心を折られることがある。世界、その分野の界隈による悪意ですりつぶされ、消えた者は少ないない。

 しかし彼女は自ら勇気を持って踏み出すことにより、自分にまとわりつくものを取り除き、やりたいことを押し通した。そしてそれを受け入れたVtuber界隈という、優しい世界に、筆者は希望を見出したのだ。本当に彼女と、とある馬には心から感謝している。ありがとうございます。

 そんな彼女だが、その後も順調に活動を続けている。

 生放送のまとめ動画、様々なコスチューム、ゲーム実況、歌・ASMR動画、PANORAとのコラボ動画、検証動画など、スケジュールの調整もしつつ、様々な試みと企画に挑戦している。さらにはAちゃんというゲスト・相方キャラの動画、生配信での登場により、さらに活動の幅と、彼女の魅力が広がった。特にかねてより噂されていた「ときのそらって意外とえげつない性格なのでは……?」という噂がわりと現実のものになったことだろう。ミライアカリへの天然鬼畜発言や、Aちゃんに対する悪戯っ子な一面、ホラーゲームでの発想などが、例として挙げられる。これにより、天然Sという個性が公然のものとなった。ちなみにときのそらがSという噂を聞いた友人が「お前やっぱりMなのかよぉ!」などというふざけた発言をしていたが、筆者含めそらともはM系の人間ではないはずだ。たぶん。

 そして、五月にはかねてより予告されていた、彼女のアイドルとしてふさわしい、全てが一新された姿が登場した。

 今までの外見、イメージを崩すことなく、髪飾りを星と紅い羽根飾りに変え、瞳には青いカラーコンタクトを入れた、新しい彼女の姿。DJをするあん肝と、新しいステージ、そして彼女のまとめと自己紹介をかねた動画の投稿に、新たな始まり、シーズン2というべきものを感じた人は少なくないだろう。実際、四月のまとめ動画でも「第一章完結!」といったサムネになっているので、本人達もその気なのだろう。

 五月に入っても、彼女の躍進は止まらず、Vtuber界の発展、周囲の変化につられるようにして、新たな活動を行っている。

 ニコニコでの人狼を始めとし、他のVtuberとのコラボや関わりも強くなり、外部のサイト、cluster.での配信、ロボ子さんとの明確なコラボも行うなど、カバーの広告塔としての役割も十分果たしているといえるだろう。

 さらに、ホロライブ一期生、後輩達の登場により、先輩としての一面も見せている。これから、ロボ子と同じようにコラボし、先輩としての姿も見られるようになるかもしれない。

 そして、先日はかねてより希望していた方も多かったであろう、富士葵との歌のコラボも実現した。数少ない同年代、歌好きとのコラボを見れたことに、筆者は心の底か嬉しかった。苦難の道を歩んできた二人が楽しそうに歌い、遊ぶ姿は、それだけで心が癒され、このVtuber界隈に感謝する気持ちが湧きあがるほどだ。

 そしてついに、ときのそらの登録者数は15万を突破した。昨年の十二月までは250ほどで、初めての配信では13人しか見なかった状況から、ここまで歩んできたのだ。

 改めて言うが、彼女に特筆すべき魅力・個性はなかった。Vtuberブームを巻き起こし、新たな単語と文化を発生させた者達のような、強烈な力は持ち合わせていなかった。

 しかし、偶然やってきたチャンスを、確かな努力で掴み取り、視聴者の喜ぶこと、自分達がやりたいことを考え、行動する。それにより、新たな個性の獲得や、秘められた魅力を開花させ、今では先人達に並び立つほどのVtuberへと成長した。ブームに遅れて乗ってきたと自虐していた彼女が、ブームの先頭を進み、時代を切り開く存在になったのだ。

 今では、アイドル系Vtuberとして、Vtuber界隈の先頭を行くときのそら。

 筆者としては、彼女に、いや、全Vtuberに望むことは「楽しく活動してほしい」ということだ。

 せっかく、やりたいことをやれる、受け入れられるバーチャルな世界に身を投じているのだ。リアルでの辛いことや、理不尽なことに思い悩むよりも、楽しいことをしてほしい。

 もちろん、企業勢は数字が必要なことも多いし、個人勢にも、数字が必要だという者はいることだろう。そのために辛く、やりたくないこともやらなければならないかもしれない。しかし、分かってほしいのは、本人が楽しんでいない配信は、視聴者も楽しめないということだ。いくつか例外もあるにはあるが、本人が自由に、やりたいことをやった時こそ、視聴者も心の底も楽しめる。

 なのでぜひとも、ときのそらにも、本人が楽しめるように活動をお願いしたい。。歌いたい曲、コラボしたい人と、自由に、楽しく、笑って活動してほしいものだ。

 これは筆者の個人的な考えだが、極論をいえば、筆者は明日ときのそらが「私、結婚するのでVtuber引退します!」と宣言してもかまわない。おめでとうと笑って見送る所存である。まあ、引退するなら最後として派手な見送りをしたいし、あの心優しい少女がファンの心を考えない急な引退などするとは思えないが。

 ただ、その時、ときのそらが笑顔で、やり遂げた気持ちで、後悔がなければそれでいい。筆者はそう思っている。

 もちろん、やりたいことをやるということは、時として失敗し、悲しむこともあるだろう。その時こそ、ファンが励まし、次に進めるよう、背中を押すこと。それこそが、そらともとしての役目だろう。筆者はそうするつもりだ。もちろん、悲しまないことこそが、筆者の望むことだが。

 なので、筆者としては、やりたいことを本人の意思で楽しくやって、最後が来た時に、笑顔で終わってくれればそれでいい。それだけで、彼女を応援する気持ちが報われると思っている。

 ときのそらとして考えるならば、この後もさらに活動範囲を広げ、コラボやカバー曲による、さらなる新規開拓を考えているだろうか。特に、カバー曲はVtuberファンではない方もよく見る動画の一つだ。彼女の魅力に気づき、ファンになる人も少なくないだろう。

 彼女の生配信に馴れている、聞き取りやすい声、という要素は、司会業にも向いている。もしVtuberのバラエティ番組などあれば、つつがなく番組を進行するタイプの司会として、需要があるだろう。

 こうして考えてみると、まだまだときのそらとしての躍進は止まらないと感じられる。Vtuber界もまだまだ未開拓なところが多い。その成長とともに、彼女もまた成長していくのだろう。

 今はまだ第二章。いつか終わりが来るにしても、それはまだまだ先の話だ。これから、ホロライブの後輩、ロボ子、Aちゃん、他、もっと沢山の人と共に、歩んでいくことだろう。

 最後の時まで、筆者は自らに出来ることで、彼女を応援していきたい。

 

 

あん肝

 某パンツァーなアニメで有名な町の名物(の一部)でもあるが、ここではときのそらの友人(?)であるくまのぬいぐるみの名前となる。

 名前の由来は彼女の配信で「暗記物が苦手」と発言したのを「あん肝?」とそらともが聞き違えたことに始まり、最終的に投票で決定した。女の子がクマのぬいぐるみにつける名前としてはいささか不気味というかグロてすくな感じだが、その後のときのそらのホラー体勢を考えると不思議ではないのかもしれない。基本的にときのそらの動きをトレースしており、それ以外は地面に埋まっていることが多い。何気に特殊衣装が多く、パンダになったりチョコになったりしたこともある。今のところ、言語能力が未発達なので、いつかスムーズに話をする姿を見れるかもしれない。

 

 

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Vtuber新聞文章貼り付け・ゲーム部特集編

部活動Vtube

ゲーム部プロジェクト

 

個性的な四人組のVtube

高性能なゲーム実況者達

 

 最近、Vtuberのグループ化が激しい。にじさんじ、アイドル部といった同じ企業、グループに所属する者はもちろん、天魔機忍verGやBANSを始めとした、個人達が結成する組み合わせもかなり増えている。だが、その中でも、最初から多人数で活動することを考え、チャンネルを共有している、というのは少ない。二人組の配信者はいるが、それ以上となると、かなり少ない。その少ないうちの一つが、ゲーム部プロジェクトの呼ばれる四人組だ。

 所属メンバーは、ゲーム

部と呼ばれる部活動を行う四名。部長の夢咲・楓、風見・涼、道明寺・晴翔、桜樹・みりあ、となっている。

彼女らは、四人組で活動を行っており、しかも全員が3D。その外見レベルは高く、おそらくだが、四人組でなくとも、それぞれが活動するだけで十分人気となれただろう。それだけのスペックを持っている。

 しかし彼女らの強みは、それぞれが際立った個性を持つがゆえに、ともに活動し、交流することで、様々な魅力を出せることにある。

 これは自論になるが、一人で行う活動には限界がある。人間は一人では生きて行けないというが、それは配信でも同じだ。動画を一人で作るのには中々苦労があるし、一人で動画の内容を盛り上げ、精査し、組み合わせ、投稿する、というのは、かなり難易度の高い行いだ。特にゲーム実況において、一人で盛り上げ、視聴者を楽しませるのは、よほど実況、自分語りがうまくなければ難しい。

 しかし、チームでの実況ならば、それらの難易度がかなり軽減される。独り言を呟き続けるのは難しいが、二人やそれ以上での会話なら、それよりも簡単にできることが多いからだ。まあゲーム部も複数人の実況だけでなく、個人個人での実況も上げているし、何より一人で延々と厨二トークを続けそうなヤツも居るが、それでも複数人での実況による利点は、少なくない。

 一人で自らの魅力を表現し切るのには限界があり、なおかつ、どうしても環境的に表現できないこともある。他のVtuberだと、ツイッターでの関わりや、コラボでしか表現できない部分だ。

 しかしゲーム部の場合、自分達でそれができる。それぞれの個性を明確にし、互いの個性をぶつけ合い、トークを行うことで、さらに個性を強めることができるのだ。

 現に、彼女達の動画はゲームの内容も重視されるが、四人の仲も重視する人が多い。特に初めての生放送となった六月三日の配信では、四人の生でのやり取りが大変好評であり、Vtuber界での話題をかっさらった。今後も、四人での活動、やり取りが見られることが多くなるかもしれない。楽しみである。個人的にはやはり、道明寺晴翔と、桜樹みりあのやり取りが動画・想像通りで楽しかった。他にも楽しい・面白い・尊い場面だらけだったので、ぜひアーカイブを見てほしい。できれば、彼女達の動画を見て、個性や特徴を理解してからの方が、もっと楽しめるだろう。

 彼女達はツイッターも個別に持っており、最初の頃はそれぞれ個人的な活動にとどまっていたが、最近では他のVtuberに関わる姿もよくみられるようになった。身内だけでなく、余所のVtuberとのやり取りも、今後の活動について期待させる。

 そしてもう一つ、彼女達の人気の秘訣は、サムネにある。これは単純に、出来がいいからだ。本の表紙と同じように、動画のサムネは視聴者にとっての第一印象であり、クリックさせるかどうかの最初の難関である。しかし、彼女達はその外見の良さと編集力の高さを生かし、思わずクリックしたくなるような、まるでアニメのワンシーンのような、完成度の高いサムネを作り続けている。

 動画内容も、回を増すごとに改善や修正、改良を続け、レベルが高いものを、さらに高いものへと変化させ続けている。このひたむきさも、人気の秘訣だろう。

 次ページでは、四人それぞれについて、短いながらも語りたい。もちろん、あくまでもネットの片隅でこんな新聞を書いている筆者の語りだ。不足部分がある、というより不足部分だらけなので、ぜひ、最終的には皆さんの眼と耳で確認してほしい。

 

 

ゲーム廃人、可愛い系男子

厨二秒患者、ぶりっ子女子

 

 夢咲・楓

 ゲーム部の部長を勤める、長い茶髪と紅い瞳を持つ少女。一番大人びた外見と、ほぼ無改造の制服を着ており、はっきり言ってゲーム部で一番まともな存在である。

 部長という立場だけあってか、落ち着いた言動が多く、みんな纏めようとする。しかし、お茶目な部分もあり、同じ部員をからかったり、ミスプレイなどで笑いだすことも少なくない。

 得意ゲームはポケモンとシャドウバース。一番動画出演数が多く、おそらく一番場馴れしている存在だろう。筆者はポケモンは「レベル上げてはかいこうせん撃てば勝てるんじゃ?」、シャドウバースは「ロイヤルで旗立ててコスト通りに出せば勝てる」で知識が止まっている人間なので、深くは語れないが、かなりの腕前であることが予測される。特に、ポケモンはレート2150を達成しており、かなりの腕前と、執念を持ち合わせていることがわかる。そこ、廃人とか言わない。

 ちなみに一部ではゲーム部でのエ○担当などと言われているらしい。全くけしからん。全く。

 

 風見・涼

 草食系というより、可愛いという表現の似合う男の子。別名男の娘。意味が分からない方はそのままでいてほしい。白髪で緑色の瞳、制服の内側に白いフード付きの服を着こんでおり、少年さの強い外見となっている。いや、少年なのだが。

 誰に対しても柔らかく、穏やかな態度を取るが、道明寺晴翔に対しては中学以来の親友ということもあってか、かなり気を許したやり取りを見せる。

 得意ゲームはスマッシュブラザーズ。時折、他のゲームをすることもあるが、基本はスマブラだ。筆者としてはランドマスター上場外戦法にブチ切れてファルコ禁止令を出した、苦い思い出のあるゲームだが、彼は極めて楽しそうにプレイしている。その楽しそうなトークと裏腹な、激しいキャラの動きと攻撃の応酬は見ものである。

 ちなみに、なぜか彼をゲーム部真のエ○担当などというヤバい人もいる。身の回りには十分気を付けていただきたい。

 

 道明寺・晴翔

 ゲーム部の副部長を勤める、男子生徒。黒髪に白いメッシュ、おそらくほぼ無改造であろう男子制服に身を包んでいる。そして中身はまともだがまともではない。むしろまともでないことを誇っている節がある。つまり、厨二病だ。

 言動においてイキリ芸や、厨二発言が多く、ツイッターでの活動も頻繁に行っている。その内容は思わず筆者が参考にしたくなるものもあり、頭の回転が速い。それでいて、他のVtuberに対する対応や、上の立場の人への気遣いもできるので、一部からはゲーム部の外交官とまで言われている。

 得意ゲームはスプラトゥーン。筆者は未プレイだが、友人曰く、イキリ相応の実力はあるとのこと。口だけのプレイヤーではないようだ。うざいが。おそらくゲーム部の中では一番キャラが強く、一番コアな人気があるだろう。筆者も好きだが、なんだか納得がいかないのはなぜだろう。

 

 桜樹・みりあ

 可愛い、という表現を形にしたらこうなるであろう、という外見と雰囲気を持つ少女。可愛さを重視しているのか、ピンク色の上着を着ており、声音なども意識しているのか、どことなく気取った言い方となっている。なので時折漏れる低い声には、一定のファンがいるようだ。

 自分の可愛さに自信があるのか、可愛いという言葉の多用と、視聴者への対応が目立つ。が、道明寺晴翔とは犬猿の仲であり、かなり仲が悪く、他の者には見せない態度をとる。可愛い。

 得意ゲームはポケモン。ただ、彼女は他のゲームをすることも多く、モンストやホラーゲーム、部長と共にお絵かきの森なども行っている。ニコニコの人狼においても、ゲーム部代表として出ており、今のところもっとも生配信になれている部員だろう。部長とは別の形で、部員をまとめ、引っ張る役割を担っている。一人言うことを聞きそうにない厨二病がいるが。

 これからも、新しい分野にゲーム部が進出する際は、彼女が斥候となるのかもしれない。今後も彼女の活動と、可愛さから目が離せないだろう。

 

 

 以上が、ゲーム部所属の四名となる。彼女達のファンの方々には、おそらく「これが抜けてる!」という方も多いとは思うが、残念ながらこの新聞ではこれ以上の情報をお伝えするのは無理だ。一瞬、道明寺晴翔の欄を潰して桜樹みりあの写真をもっと正しい大きさで掲載しようかと思ったが、さすがに可哀そうなのでやめた。

 これから彼女達の活動がどうなるかは不明だが、彼女達のファン層には、普段Vtuberを見ない、彼女達がプレイしているゲームのファンも少なくない。彼女達もまた、新しい視聴者層を切り開いたVtuberなのだ。その点も、筆者が彼女達を好む部分である。

 改めて語るが、四人組のVtuberは大変珍しい。それも全員が高レベルの3Dと個性となれば、なおさらだ。特に道明寺晴翔にいたっては、認めたくないがVtuberという概念に対して最高クラスの適性がある。筆者も好きだが。

 もちろん、その彼の魅力も、他の三人が居てこそである。単体では強すぎる個性も、四人だったり相方だったりが居ることで、マイルドになり、受け入れられやすくなる。バランス、という意味でも、ゲーム部は高水準であり、かなり完璧に近い。

 今後、彼女達がどう活動していくかは分からないが、初期の頃はどちらかというと普通の実況者としての活動が目立っていたのに対し、最近では他のVtuberのような活動も多い。交流も大分増えている。

 これからも、自らの魅力を大事に、さらに活動の幅を広げてほしい。他のVtuberとは違った魅力を武器に、新たな世界への道を切り開いてほしい。筆者は全力で応援していくつもりである。

 ……あと道明寺晴翔にはもっと部長のアレな画像を作ってほし……いえ、なんでもありません。

 

 

コンピューターゲーム・実況

 最近では、ゲームというとすっかり電子機器によるもののことを指すようになった。まあ筆者が生まれた時からそうなのだが。

 本来、ゲームとは自らプレイし、楽しむことを目的として作られているが、最近では観戦したり、他者に披露することを目的としたゲームも多い。この間接的な楽しみ方が理解できない、という方も少なくないとは思う。だが、筆者も昔、隣で叫びながらゲームをプレイする友人の姿を見るのが結構楽しかったので、そういった需要はあるのだ。たぶん。

 

部活動

 学校での、主に放課後を主体としたグループ活動のことである。部と呼ばれる組織に所属することにより、個人では出来ない、組織的な活動を行うこと、同じ目的を持つ者達で結束し、切磋琢磨するのが主な理由である。似たようなもので同好会というものがあるが、基本的には部活は学校から認められた組織、ということが多い。学校で認められているがゆえに、学校の名を背負って活動することも多い。

 ぶっちゃけ、高校でゲーム部というのは校則やら風習やらのせいでなかなか難しいとは思うが、そこは部長の何かしらの力によるものかもしれない。ちなみに筆者の学校にはボードゲーム研究会ならば存在した。いつか彼女達にも、モノポリーや人生ゲームをやってほしい。

 

 

ゲーム部プロジェクト

www.youtube.com